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何者でもなかった僕のことを知るひと

2017. 01. 27

Category : BLOG, 日記

昨日ご来店頂きましたお客さまは、

僕が24歳の時から通っていた着付教室の生徒さんでした。

 

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お会いするのは約10年ぶりです。

当時と変わらない明るい笑顔がとても素敵な女性で、

まだ何者でもなかった僕のことを知っている数少ない方のひとり。

 

当時の昔話で盛り上がるうちに、

がむしゃらにきものの勉強をしていたその時の自分を思い出しました。

当時、「着物を着る女性の気持ちが分かるように、ちゃんと女性の自装も勉強しなさい」

と着付けの先生に言われ、女性用の着物など持っていなかった僕は、

お姉ちゃんが成人式で着た振袖を借りて持ち込み、

とにかく勉強のためにと必死で自装の練習を何時間もしていました。

 

当時の自分の写真
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女性だらけの生徒さんの中に男は僕ひとり。

 

見学などで来ていたお客さんはその事情を知らないので、

振袖を着る僕を見てオカマかと思っていたらしいです。

 

そんな時代、共に勉強していたのが今回ご来店頂いたお客様でした。

当時の僕は、何の違和感もなく女性たちの輪に溶け込んでいたらしいです。(笑)

 

そんな彼女は、苦楽を共にした仲間のような不思議な感覚でして、

おきものの相談も気兼ねする事なくして頂く事が出来、僕自身もとても良い時間を過ごさせて頂きました。

 

時が経っても、こんな所に僕を応援してくれる方がいるのだと思うと、

気持ちが救われ、涙が出るほど嬉しかったです。

 

着付け、和裁、水墨画。当時周りからは「そんな勉強この先必要ないから無駄だよ」と言われていましたが、

そんな声を聞かず、自分を信じて勉強していて今は本当に良かったと思います。

 

 

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話変わってその夜、月影屋の重田なつきと夜中まで大殺界の話しをしていました。笑